バンドルカードとは、2016年に提供を開始したプリペイドカードのこと。
年齢制限がなく、翌月払いという形でチャージ&決済できることから人気を集めています。
しかし実際に使ってみたところ、ものすごくお金に困っていないならバンドルカードはおすすめできないことが分かりました。

先に結論を言うと、高校を卒業された18歳以上の方は、ポイント還元の高いJCB Wカードがおすすめ。
実はバンドルカードはポイント還元がなく一部手数料も発生することから、長期的に利用すると損をしてしまいます。
JCB Wカードはクレジットカードですが、年会費が無料な上、還元率が1.0%~と非常に高く、スマホ決済やタッチ決済を利用することで、ポイントをガンガン貯めていくことが可能です。





項目 | 詳細 | 評価 |
還元率 | 1.0%~5.5% | |
年会費 | 無料 | |
旅行保険 | 最高2,000万円 | |
その他優待 | 特約店でポイント倍増 | |
キャンペーン | 今ならAmazon.co.jp利用で最大30,000円キャッシュバック! |
\ 最大3,0000円キャッシュバック /
もう少し詳しく知りたい方は「JCB CARD Wのメリット・デメリットからわかる評判・口コミ」の記事を参考にしてみてくださいね。
バンドルカードとは
バンドルカードとは、東京都渋谷区に本社がある株式会社カンムが2016年から提供するVisaプリペイドカードのこと。
そんなカードの特徴は、後払いで決済ができるところ。



まずは、基本情報をまるっと解説!
まずは、バンドルカードの基本的な情報をまるっとまとめました。
種類:3種類
年齢制限:なし
還元率:0%(なし)
チャージ方法:9種類
決済上限額:月12万円〜200万円迄
送金機能:なし
運営会社:株式会社カンム
提供開始:2016年9月
アプリ:iPhone / Android
表の内容について、それぞれ順にお伝えしていきますね。
バンドルカードの種類
バンドルカードは、3種類(バーチャルカード・リアルカード・リアルプラスカード)に分かれていて、種類によって使える範囲が変わってきます。
- バーチャルカード
→国内及び海外のVisa加盟店(実店舗×) - リアルカード
→国内のVisa加盟店(実店舗○)、海外のVisa加盟店(実店舗×) - リアルプラスカード
→国内のVisa加盟店(実店舗○)、海外のVisa加盟店(実店舗○)
国内はもちろんだけど、海外はネット決済のみならリアルカードがおすすめです。



年齢制限
バンドルカードは、年齢制限と審査がないので携帯電話があれば誰でも発行が可能です。
還元率
バンドルカードを使って決済しても還元を受けることができません。例えば、クレジットカードなら決済金額×0.5%とか1.0%のポイントが貯まりますよね?
しかし、バンドルカードで決済してもポイントや割引を受けることができません。
チャージ方法
バンドルカードはプリペイド式なので、事前にチャージして決済するのが基本です。チャージ方法は次の通り。
- ポチっとチャージ、コンビニ、クレジットカード、ドコモ払い、ソフトバンクまとめて支払い(一時停止中)、ビットコイン、ネット銀行、セブン銀行ATM、ペイジー、ギフトコード(Amazonギフト券やiTunesカードではありません)
こちらも後ほど解説しますが、ポチっとチャージを利用すると今手元にお金がなくても翌月払いでチャージすることが可能です。
決済上限額
決済上限額は種類によって変わり、バーチャルカードとリアルカード月12万円までしか決済できない仕組みになっています。
それがリアルプラスカードになると月200万円までの決済が可能になります。
送金機能
似たサービスによっては、利用者同士でお金を送金できるサービスがありますがバンドルカードには送金機能がありません。
【体験談】実際にバンドルカードを使ってみた
評判はいろいろあるけれど、「使ってみないと真実は分からない!」ということで、いざアプリをインストールしてみることに!
登録はとっても簡単で、基本情報を入力して、SMS認証をしたらすぐに発行できました!
ここまでかかった時間は、なんと1分足らず!
この時点で16桁のカード番号が発行されるので、チャージすればすぐに楽天市場やAmazoなどのネットショッピングで使うことができます。
ちなみに私は手数料を払って、リアルプラスカードを発行してみました。
まず大きさですが、クレカやキャッシュカードよりも若干大きいんです。あと、触った感じはちょっと軽いですね。
でも、ちゃんとお財布に入りましたし、問題なく決済ができました!
これらを踏まえると、他と比べなければ一つの便利なサービスと言えるでしょう。
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バンドルカードのメリットを5つ解説
ここからは、私が実際に使った分かったメリットについてお伝えしていきます。
バンドルカードのメリットは、次の5つ。
- 誰でも発行できる
- 豊富なデザインから選べる
- 現金が必要ない
- 支払いは翌月にできる
- 利用停止がかんたん
それでは、みていきましょう。
メリット1.誰でも発行できる
バンドルカードは、審査がないので、基本的に、誰でも発行することが可能です。
参考までに、クレジットカードやデビットカードと比べると、
バンドル | クレカ | デビット | |
審査 | なし | あり | あり |
年齢制限 | なし | 18歳以上 | 16歳以上 |
バンドルカードは学生やフリーター、無職の方でも発行することができます。
なので、申込んだらといって審査の心配をすることはありません。
メリット2.豊富なデザインから選べる
バンドルカードでリアルカードを発行すると豊富なデザインから選ぶことができます。
左はリアルカードで選べるデザイン、右はリアルカードプラスで発行できるデザインです。
このように、豊富なデザインから選べるのもバンドルカードの魅力の一つです。
メリット3.現金が必要ない
キャッシュレス全てですが、バンドルカードがあれば紙幣や小銭を持つ必要がありません。



メリット4.支払いは翌月にできる
前述しましたが、ポチっとチャージを使えば、いま手元にお金がなくても翌月払いという形で先にチャージができるんです。
チャージの上限額は最大50,000円で、翌月末に手数料を足した金額をコンビニで支払う流れです。つまり、実質月5万までは支払いを後回しにできるということですね。
これは他のプリペイドカードにはないサービスなので、大きな強みと言えます。
メリット5.利用停止がかんたん
バンドルカードは、専用アプリから利用停止ができるので、紛失・盗難に遭ったときでもスグに利用を制限することが可能です。
たとえば、次の評判をごらんください。
クレカの紛失窓口がどこも込み合っていて繋がらないけどみんな財布を落としているんだなあ
— はるしおん (@hisui_halcyon) November 11, 2018
このように、クレジットカードは専用窓口に電話が繋がらないと利用停止ができません。
でも、バンドルカードならアプリの「一時停止・解除」からすぐに利用を制限できるので、いざというときに安心です。
なので、バンドルカードは安全性が高いのも魅力の一つと感じました。
バンドルカードを使って分かった3つのデメリットを解説
でも、バンドルカードには知らないと絶対に後悔するデメリットが3つあるんです。
次は、それを見て申込むべきか決めましょう。
デメリット1.還元がない
バンドルカードは、いくら決済をして還元サービスを受けることができません。
参考に、他のキャッシュレスサービスと比べてみました。
決済方法 | 詳細 |
---|---|
バンドルカード | 年齢制限なし、審査なし、還元率は0%。 |
kyash(キャッシュ) | 年齢制限なしで審査もなし、還元率1.0%〜。基本的なサービスはバンドルカードと同じ。 |
スマホ決済 | PayPayやLINE Payのこと。年齢制限もなく、審査もなし。還元率は0.5%〜が多い。 |
デビットカード | 年齢は16歳以上で、審査は通りやすい。オススメは還元率1.0%〜の楽天デビットカード。 |
クレジットカード | 年齢は18歳以上で、審査は様々。還元率は1.0%〜も多く、オススメはこちら。 |
このように、年齢が18歳以上はもちろん、16歳以下だとしても還元を受ける方法はたくさんあります。
なので「使った分を後で払いたい!」という明確な目的がなければ、選ぶ必要はないと言えます。
デメリット2.使えない場所がある
バンドルカードは、国内・海外のVISA加盟店でも使えない場所があります。
下記は、バーチャルカードとリアルカードで使えない場所です。
ガソリンスタンド、宿泊施設、公共料金、定期支払い・定期購買、保険料の支払い、高速道路料金、機内販売、自動券売機など暗証番号の必要なお店、本人認証(3Dセキュア)の必要な加盟店、他特定のお店
引用:バンドルカード公式サイト
そして、最も使える範囲の広いリアルプラスカードは宿泊施設とガソリンスタンドのみ使えないようになっています。
こちらは他のプリペイドカードも同じですが、使えない場所もあるということを覚えておきましょう。
デメリット3.発行手数料がかかる
バンドルカードは、リアルカードを発行するのに手数料が必要です。
- リアルカード…300円または400円
- リアルプラスカード…600円または700円
なんだ、しょうがないじゃんと思うかもしれませんが、電子マネーやデビットカード、クレジットカードなら発行手数料は0円です。
こういったことからも、バンドルカードは基本的におすすめできません。
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バンドルカードはやばい?実際の危険性について
バンドルカードのメリットとデメリットについて解説しましたが「バンドルカードはやばい」「バンドルカードは危険」という意見もあります。
勿論、後払いなので法律で言う借金をした状態にはなっていないのですが、逆にこれによって非常に高い手数料に設定されています。(法律の金利が該当しない)
プリペイドカードとしては異例の後払いサービスですが、手数料はとても高いです。
・3,000円 〜 10,000円…510円
・11,000円 〜 20,000円…815円
・21,000円 ~ 30,000円…1,170円
・31,000円 ~ 40,000円…1,525円
・41,000円 ~ 50,000円…1,830円
こんな感じで、後払いにしたときの手数料は一般的なカードローンの2倍近い金額です。
さらに支払いに遅れると遅延損害金14.6%が上乗せされるので、本当にいま必要なのかよく検討して使うようにしてください。
一見便利なカードに見える場合もありますが、後払いで手数料が嵩むと闇金のように手数料が上がっていくので、危険性を理解して使う必要があるでしょう。
バンドルカードの口コミ・評判まとめ
実際に使ってみた上で、メリットと注意点をまとめましたが、他の人の評判も気になりますよね。
そこで、バンドルカードを使ったことのある評判・口コミを調べてまとめてみました。
良い評判・口コミ
宣伝みたいで嫌だけどバンドルカードは審査なしのアプリでクレジットカード的な使い方できるやつだからオススメ
コンビニで買えるプリペイドカードもあるから分からんなら教えるよ— はぃあー (@watti_higher) April 13, 2020
バンドルカードすぐポチッとしちゃうからほんまによくないな!!!!!
ただ後払い便利すぎるんだよな!!!!— れん (@tebasaki_bot) April 12, 2020
Twitterにある評判を100件近くチェックしたところ、審査がないところだったり、後払いがあって便利という声が目立ちました。
次に気になった声もみてみましょう。
悪い評判・口コミ
今バンドルカード(還元なしのVISAプリペイド)使ってるけど、よくよく考えたらリアルカードも無料で発行できるKyash(還元率2%)の方がいいんじゃねぇかと思い始めた
ただなぁ…バンドルがまたいいデザインのリアルカードを出してきてだな…ι(´Д`υ) pic.twitter.com/KHXdwfrlAG
— 河橋 いるか🐬 (@dolphin_blog) May 18, 2019
オンラインブース,バンドルカード使えないって知らなくて11000円チャージしてもーた
キャンセルできないから無駄にチャージしたこの金どーしよ— Haruka (@Haruka_tknr) April 13, 2020
悪い口コミは、私と同じように「還元がないのが残念」 「使えない場所がある」といった内容が見つかりました。
使えない場所があるのは他のプリペイドカードと同じだとしても、還元がないのはバンドルカードの大きなデメリットです。
なので、先ほどもお伝えしましたが、後払いサービスを使わないなら他のキャッシュレスサービスの方が絶対お得です。
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結論:バンドルカード はこんな人におすすめできる
以上のメリットと注意点、評判をまとめると、次のような結果となりました。
ぱっとみるとメリットの方が多いので魅力に感じますが、「還元サービスがない」というのはバンドルカードの大きな欠点です。
そのため、支払いは便利になるものの、お得になるわけではありません。
ただ、手持ちがなくても翌月払いでチャージできる機能は魅力なので、バンドルカードは決済を後払いしたいしたい方にオススメと言えるでしょう。
基本的には、別のキャッシュレスサービスを選ぼう!
後払いサービスは魅力だけど、前借りするほど今はお金に困っていないなら他のキャッシュレスサービスを選ぶ方が絶対お得です
他のサービスの選び方ですが、下記を参考にすると良いでしょう。
- 〜15歳ならkyash
→年齢制限がなく還元を受けられるから - 16〜17歳なら楽天デビットカード
→審査は簡単で還元を受けられるから - 18歳〜ならクレジットカード
→下記の表を参考 (おすすめはJCB CARD W)
JCBカード W | dカード | dカードGOLD | 楽天カード | PayPayカード | |
デザイン | ![]() ![]() | ![]() ![]() | ![]() ![]() | ![]() ![]() | ![]() ![]() |
順位 | 1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 |
評価 | |||||
特典 | 最大30,000円 バック | 4,000P 貰える | 16,000P 貰える | 新規利用&利用で5,000ポイント | 最大7,000円 バック |
申し込み | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
入会条件 | 18~39歳 | 20歳以上 | 18歳以上 | 18歳以上 | 18歳以上 |
特徴 | 高還元でお得 | dポイントが 貯まる | dポイントが もっと貯まる | 楽天市場を 使うならコレ! | PayPay紐付けで 1.0%上乗せ! |
発行スピード | 最短5分 | 審査最短5分 | 審査最短5分 | 審査最短10分 | 審査最短7分 |
還元 | 100円 1ポイント~ | 100円 1ポイント~ | 100円 1ポイント~ | 100円 1ポイント~ | 100円 1ポイント~ |
審査 | ◎ | ◎ | 〇 | 〇 | ◎ |
年会費 | 無料 | 無料 | 11,000円 | 無料 | 無料 |
ETCカード | 無料 | 無料 | 無料 | 550円 | - |
家族カード | 無料 | 無料 | 1枚目無料 2枚目1,100円 | 無料 | - |
買い物保険 | 〇 | 〇 | 〇 | - | - |
旅行保険 | 〇 | - | 〇 | - | - |
評判と口コミ | 参考ページ | 参考ページ | 参考ページ | 参考ページ | 参考ページ |
※金額は税込表示です。 ※サービスの変更により差異がある場合があります。詳細は各サービス公式サイトでご確認ください。
2023年最もおすすめなのはJCBカード Wとdカード。どこでも還元率が1.0%~と非常に優秀です。
高還元のクレカは年間通して数万円お得にポイントを貯めることができるので、賢く買い物したい方は手に入れておきましょう。
PayPayやLINE Payなどのスマホ決済も一つの手段ですが、現状の還元率はどれも0.5%〜です。
また還元率は今後下がる可能性が高いのでkyashや楽天デビットカード、クレカから選ぶようにしてください。
バンドルカードの使い方
ここからは、バンドルカードを使ってみたい!という人のために、登録手順から使い方についてくわしくご説明しますね。
手順1.アプリを入れる
前述しましたが、まずは公式サイトからアプリを取ることから始まります。
その後、名前や住所といった情報を打ち込んでSMS認証をしたら登録は完了です。
手順2.チャージする
登録が終わったら、アプリを開いて「チャージ」をタップします。
ここから、希望の金額をチャージすることができます。
チャージ方法は次のようになっています。
※使える場所がもっとも広いバンドルカードリアル+(プラス)は発行手数料が600円なので合わせてチャージしておきましょう。発行手順はこちら
手順3.決済する
すでにカード番号は発行されているので、ネットショッピングならカード番号を入れればOKです。
使える場所については、公式サイトの「【公式】バンドルカードが使えるお店はどこ?見分け方についても解説します」が参考になります。
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まとめ
今回は、いま話題を集めているバンドルカードについて徹底解説しました。
バンドルカードは、チャージした金額を翌月払いにできる特徴がありますが、還元サービスがないのが大きな欠点です。
そのため、いまお金に困っている人以外は他のキャッシュレスサービスを検討しましょう。