p-oneカードは、決済した金額から1%割引されるクレジットカード。
還元率がとっても高いと評判のクレジットカードですが、結論からいうと、p-oneカードはおすすめできません!
理由は非常にシンプルで、リクルートカードの方が、ストレスなくお得に決済できるから!
ここでは、私がp-oneカードをおすすめしない理由をリクルートカードと比較して解説します。
1.p-oneカードとは
photo by:https://www.pocketcard.co.jp/
p-oneカードとは、1982年に創業したポケットカード株式会社が提供しているクレジットカード。
クレジットカードの提供を開始したのは2003年。企業と提携して、ファミマTカードやTカードプラス、ZOZOCARDなども提供しています。
p-oneカードの特徴は、還元サービスが決済金額の1%割引になるところ。
他とちょっと違うので、詳しくお伝えしますね。
p-oneカードの還元サービス
p-oneカードは、決済金額の1%(100円ごとに1%)が割引されるの仕組みです。
クレジットカードの還元は、決済金額×○%のポイントが付与されるのが普通ですよね?
でも、p-oneカードはポイントではなく割引で還元するようになっています。
p-oneカードの中で最も人気なのはP-one Wiz
p-oneカードは、下記の4種類のクレジットカードをメインで提供しており、その中でも1番人気なのはP-one Wiz。
P-one Wizは、1%割引きに加えて、1,000円につき1ポイント貯まるようになっています。
ちなみに<Premium Gold>や<G>でもポイントは貯まるのですが、この中で年会費無料なのは<Standard>とP-one Wizのみ。
<Standard>は1%割引のみなので、年会費無料のP-one Wizがp-oneカードの中で1番選ばれているというわけですね。
以下が、P-one Wizの基本情報となります。
P-one Wizの基本情報一覧
年会費:無料
家族カード:無料
ETCカード:無料
入会資格:18歳以上で電話連絡可能な方
ブランド:VISA・JCB・MasterCard
還元率:1.5%(※)
ポイント名:ポケット・ポイント
ポイント:100円ごと(1会計毎)
交換できるマイル:-
電子マネー機能:-
支払日:毎月1日締めの翌月1日払い
付帯保険:ショッピング保険
キャンペーン:現在なし
※Tポイントに交換した場合
2.p-oneカードをおすすめしない6つの理由
しかしながら、リクルートカードと比較してみたところ、P-one Wizであっても以下の理由からおすすめすることはできません!
- 端数のカット回数が多い
- 還元の対象外が多い
- Tポイント以外の交換は還元率が低い
- 旅行保険がついていない
- ETCカードは更新手数料が必要
- 利用開始前の手続きが多い
これらの理由を、ひとつずつお伝えしていきます。
理由1.端数のカット回数が多い
おすすめできない最大の理由は、1会計毎に1%割引されポイントが付与されるから。
P-one Wiz | リクルート | |
ポイント付与 | 1会計毎 | 月間利用金額 |
p-oneカードの還元は1会計毎なので、
- 1会計毎に1%割引
→1〜99円の端数は決済の度にカット - 1会計毎に1,000円につき1ポイント
→1〜999円の端数は月1回カット
と、決済のたびに端数がカットされるので実はポイントが貯まりにくいんです。
その一方で、リクルートカードを含む大半のクレジットカードが月間利用金額に対してポイント付与、つまり締め日の1回のみに端数がカットされる仕組みになっています。
このため、p-oneカードは還元サービスが悪いと言えるので、おすすめしません!
理由2.還元対象外が多い
P-one Wizは、還元対象外の条件が多いのでおすすめできません。
P-one Wiz | リクルート | |
還元対象外 | 電子マネー、kyash、ETCカードの利用分、各種保険料金など | 基本的になし |
とくに、モバイルSuicaやスマートICOCAといった電子マネーやkyash、ETCカードを使っても還元されないのはハッキリいって大きな欠点です。
参考までに、公式サイトの情報を以下にまとめておきます。
以下ご利用分は「1%OFF特典」の対象外でございます。
・サンリブ・マルショク店内ご利用分 ・ポケットカードトラベルセンター ・電子マネー・WEBマネー チャージ(Edy・nanaco・au WALLET等) ・切手、各種ギフト券等の金券類 ・生損保等の各種保険料 ・ETCカードのご利用分 ・キャッシングご利用分 ・年会費
引用:P-oneカード(よくあるQ&A)
リクルートカードでは、このような還元サービスの対象外条件はないため、リクルートカードの方がお得に決済できるカードと言えます!
理由3.Tポイント交換した場合のみ
P-one Wizは、還元率が1.5%もあると評判ですが、貯まったポイントをさらにTポイントに交換した場合の話です。
もしTポイント以外に交換すると還元率は1.3%ほどに下がってしまいます。
とはいえ、1.3%もあれば十分だと思ったのですが、前述したとおり、1会計毎ごとに還元されるので実際は1.3%よりもガクっと還元率が下がります。
その点、リクルートカードならポイントを交換しなくても1.2%とまずまずの高還元率なので、P-one Wizを選ぶ理由がありません。
理由4.旅行保険がついていない
P-one Wizは、旅行保険がついていないことからもおすすめできません。
P-one Wiz | リクルート | |
旅行保険 | なし | 国内・海外旅行保険(※) |
(※)国内最高1,000万円、海外最高2,000万円
ちなみに、上位カードの<G>もしくは<Premium Gold>なら旅行保険がついていますが、年会費が少なくとも3,000円かかります。
ただ他に魅力的な特典もないのでP-one Wizならびに上位カードを選ぶ理由がありません。
理由5.ETCは更新手数料が必要
P-one Wizは、ETCカードの有効期限を迎えるたびに更新手数料が必要です。
P-one Wiz | リクルート | |
ETCカード | 新規発行手数料1,000円 更新手数料1,000円 | 更新手数料1,000円(※) |
※…JCBブランドを選べば無料
ETCカードの有効期間は3〜5年ごとですが、続けることを考えると新規発行手数料だけの方が負担は少ないですよね。
さらに、p-oneカードはETCカード決済しても還元対象外です。
リクルートカードでは、新規発行手数料のみ、ETCを使ってもポイントが貯まるため、p-oneカードを選ぶ理由がありません。
理由6.利用開始前の手続きが多い
P-one Wizは、カードを利用する前の手続きが多いのでおすすめできません。
仮にP-one Wizを発行したとすると、
- ネットカウンターに新規会員登録
- 口座振替の登録をする
- 支払い方法の変更が必要です。
リクルートカードであれば、1〜2は申し込みの段階で完了させることができます。
とくに気をつけたいのは3の支払い方法の変更です。P-one Wizは「ミニマム・ペイメント(リボ払い)」→「ずっと全額コース」に変更が必要です。
この手続きが完了していないと、毎月の支払いは3,000円ごとに返済する形になり、年利18%という高い金利が取られます。
こういったリボ払いの設定があることかからもP-one Wizをおすすめできません!
3.p-oneカードの評判・口コミ
ここまでは私がp-oneカードをおすすめしない理由をお伝えしましたが、実際に使っている人はどう感じているのかも気になりますよね。
そこで、p-oneカードの評判を良い・悪いでまとめてみました。
良い評判
P-one Wizは還元率が高い、還元サービスがシンプルで良いという口コミが見つかりました。
KYASHの2%還元が9/30で終了。10/1からは1%(リアルカードの人)\(^o^)/
あのペラっペラでいかにもセキュリティガバガバそうなカードを心置きなく捨てられますね‼️😇
還元率1.5%弱のp-one wizをメインに使います💳️ pic.twitter.com/Zu2H8n0gOe
— えまっち💩投資x労働x倹約 (@ematty_investor) September 5, 2019
個人的に一番良いと思うカードはコレ。
ポイントじゃなくて「自動的に1%引きになる」というのがシンプルでグッド。» P-oneカード<Standard> | クレジットカードのポケットカード株式会社 https://t.co/PLWgsj3sVv
— とんまあ@アフィカス (@tonnmaa) August 19, 2017
悪い評判
p-oneカード全体で調べてみると、端数のカットや電子マネーが還元対象外が残念…という声や、最初がリボ払いになっていると知らずに後悔したという声が目立ちました。
なお、「1%ポイント付与」と、「1%値引き」は厳密には違うんでしょうけど、気にせずに書きました。あとP-oneカードは、端数切り捨てが強烈なので、実質的には1%よりは低い還元率になります。
— しもなお (@cottiee) July 1, 2014
#kyash
kyashにp-one wizを紐付けて使ってるみんなー!
ポケットカードお客様センターに問い合わせたら、やっぱり
「kyashは電子マネーチャージやから10月1日から割引対象外だしポイントもつけへんで」
ってメールで回答がきたよーきたよー
早く他のカードに切り替えてね!!!!!!!!!!
— やなぎ@新潟で2人の娘を育て中 (@yanagi_boku) October 26, 2018
おい許さねぇからなP-one wizカード
リボ専用ならリボ専用って公式ページにでっかく書いとけよ— 窓際社員のアライさん (@Garbage_Panda_) May 31, 2019
3.結論!p-oneカードを選ぶのはやめておこう
ここまでは、p-oneカードをおすすめしない6つの理由をお伝えしました
- 端数のカット回数が多い
- 還元の対象外が多い
- Tポイント以外の交換は還元率が下がる
- 旅行保険がついていない
- ETCカードは更新手数料が必要
- 利用開始前の手続きが多い
これらの理由から、私はp-oneカードをおすすめしません。リクルートカードの方が、もっとお得にストレスなく決済することができます!
リクルートカードは、高還元率で補償サービスが充実している!
リクルートカードは、ホットペッパービューティーなどを運営している株式会社リクルートホールディングスが提供するクレジットカード。
このカードの最大のメリットは、年会費無料で還元率は1.2%〜と非常に高いところ!
電子マネーのチャージやETCカードの利用分でもポイントが貯まるようになっています。また、国内・海外旅行保険がついているのも嬉しいところ。
そのため、選んで絶対に損のないクレジットカードと言えるでしょう!
【ブランド】VISA、MasterCard、JCB
【年会費】無料
【入会資格】18歳以上の方
【還元率】1.2%〜
【ポイント】100円ごと(月間利用金額)
【海外旅行保険】最高2,000万円
国内旅行保険:最高1,000万円
【ショッピング保険】最高200万円
【入会特典】キャンペーンページ
【参考ページ】リクルートカードの全知識
まとめ
p-oneカードは還元サービスが1%割引とシンプルで還元率も良さそうにみえますが、実は1会計毎の還元サービスのため損をしてしまいます。
そのため、リクルートカードを選んだ方が絶対におすすめです。