クレジットカードのブランドって種類があるので、どれを選べば良いのか悩みますよね。
国内で発行できるクレジットカードのブランドはVISA・MasterCard・JCB・AMEX・ダイナース。
しかしブランドによって特徴が全く違うので、ブランド選びで間違えると、のちのち失敗した…と後悔する人が大きいので注意が必要です。
そこで今回は、カード会社の営業マンとして働いて私が、あなたに合ったクレジットカードのブランドをお教えします。
1.結論、1枚目ならVISAがおすすめ!
結論から言うと、初めてクレジットカードを作る人には、VISAが1番おすすめです。
理由は非常にシンプルで、国内・海外問わず、VISAが1番使えるお店が多いから!
引用:イソプス(国際ブランドシェア)
こちらは、世界的に有名なマーケティング会社が、日本人はどのブランドで発行しているか調査したもので、VISAは、シェアが50%を超えています。
つまり、日本人の2人に1人がVISAを選んでいるというわけですね。2番目はJCB、3番目はMasterCard、次にアメックス、ダイナース、銀聯カードという順番です。
VISAブランドは、世界200カ国以上で使えて、加盟店は5,000万店以上とダントツで多いので、迷ったら、とりあえずVISAでクレジットカードを発行すると安心です!
他にも、ネルソン・リポートといって、海外で有名なニュースレターでは、VISAブランドの取引件数が世界全体で見ても、他のブランドよりもダントツで多いデータがあります。
引用:Nilson Report(Card and Mobile Payment Industry Statistics )
こちらのデータによると、VISAブランドは世界全体のクレジットカード取引件数の55%以上を占めています。
取引件数が多い=使える場所が多いとも言えるので、1番使い勝手が良いのはVISAで考えて間違いありません!
ただ、VISAが良いと感じるのは海外だけ!
VISAを選べば間違いはないですが、普段、クレジットカードを使う上で、VISAで良かった!と感じることはほとんどありません。
というのも、国内であれば、VISAが使えるところではMasterCardやJCB、さらにはアメックスやダイナースクラブも使えることが多いからです。
こんな感じで、大半の店舗では、VISAが使えるならMasterCardやJCBは絶対使える、全てではないですが、アメックスやダイナースクラブも使えることが多いです。
なので、国内なら、VISA・MasterCard・JCBがあれば使い勝手に困りません!
クレジットカードのブランドの選び方について
ブランドは初めてならVISA、2枚目からは自分の使い勝手に合うものを選ぶと良いです。
元カード会社の営業マンだった私としては、次の選び方をおすすめします。
目的 | 2枚目は |
---|---|
・国内でお得に決済したい人 | ![]() |
・コストコで買い物する人 ・ヨーロッパに行く事がある人 | ![]() |
・ステータスを重視したい人 | ![]() |
・食事にこだわりがある人 | ![]() |
もう一度いいますが、1枚目は絶対にVISAがおすすめです。加盟店が多くて、国内・海外問わず、使い勝手が1番良いからです。
ただ、クレジットカードは平均2〜3枚持っているのが普通なので、2枚目には、国内の特約店が多いJCB、コストコで買い物するならMasterCardといった形で選ぶと良いです。
目的別に各ブランドをおすすめした理由
まず国内で、お得に決済したい!と考えるなら、2枚目にJCBカードをおすすめします。理由は、日本のカード会社ということもあり、国内の特約店が多いからです。
こちらはJCBカードが提携している人気な場所のごく一部ですが、たとえば薬局のウェルシアでポイント2倍、セブンイレブンなら3倍、Amazonで4倍、スタバでポイントが10倍貯まります。
このように、特約店が多いのが国内のカード会社であるJCBの大きな強みです!
ただ、会員制スーパーのコストコやヨーロッパに行く機会が多い人はMasterCardがおすすめです。理由は、コストコではMasterCardしか使えず、ヨーロッパではVISAよりMasterCardの方が加盟店が多いから。
こんな感じで、日本のあるアジアやアメリカ、アフリカではVISAの方が加盟店が多いですが、ヨーロッパだとMasterCardの加盟店が多いです。
とはいえ、MasterCardがなくてもVISAがあれば困るということはないです。
また、ステータスを意識して提供しているのはアメックスとダイナースですね。どちらデザインについては評判ですが、ダイナースは全体的に年会費が高いので、やっぱり見た目が大事!という人はアメックスから検討するのが良いでしょう。
それでは、ブランド別におすすめのクレジットカードを紹介していきますね!
2.ブランド別:おすすめクレジットカード6選
1枚目にVISAを選ぶべきと分かったところで、元カード会社の営業マンである私が、ブランド別におすすめのクレジットカードを6枚ほど紹介します。
三井住友カード デビュープラス | 三井住友カード アミティエ | JCB CARD W | オリコカード | アメックスグリーン | ダイナース クラブカード | |
---|---|---|---|---|---|---|
順位 | ![]() | ![]() | ![]() | 4位 | 5位 | 6位 |
デザイン | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
申し込み | ||||||
総合評価 | 4.8 | /4.6 | /4.6 | /4.4 | /3.9 | /3.9 | /
ブランド | VISA | VISA | JCB | MasterCard | AMEX | Diners |
入会条件 | 18〜25歳迄 | 18歳以上 | 18〜39歳迄 | 18歳以上 | 20歳以上 | 18歳以上 |
特徴 | 1枚目ならコレ!(コンビニで得する) | 2枚目ならコレ! | MasterCardなら! | アメックスなら! | ダイナースなら! | |
還元率 | 1.0%〜 | 0.5%〜 | 1.0%〜 | 1.0%〜 | 1.0%〜 | 0.4%〜 |
審査 | ◎ | ○ | ◎ | ◎ | △ | △ |
年会費 | 実質無料 | 1,250円 | 無料 | 無料 | 12,000円 | 22,000円 |
ETCカード | 実質無料 | 500円 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
家族カード | 実質無料 | 400円 | 無料 | 無料 | 6,000円 | 5,000円 |
買い物保険 | ○ | ○ | ○ | – | ○ | ○ |
旅行保険 | – | ○ | ○ | – | ○ | ○ |
詳細 |
《 ← 左右にスクロールできます →》
それでは、順番に解説していきますね!
1位|三井住友カード デビュープラス
三井住友カード デビュープラスは、18〜25歳迄が申し込みできるクレジットカード。特徴は、なんといっても、コンビニやマクドナルドがお得になるところです。
イメージを図にすると、こんな感じです。
クレジットカードの還元率○%〜というのは0.5%〜で低い、1.0%〜あれば高いと評価されているので、この2.5%〜という還元率は驚異的と言えます。
また、他の場所で使っても還元率1.0%〜と高く、VISAカードなら三井住友カード!と言われるくらい有名なので、年齢が合致すれば申し込んで損はありません!
メリット
- 還元率が1.0%〜と優秀
- コンビニやマクドで得する
- セキュリティが高いと評判
評判と口コミで分かる注意点
- 申し込みは18〜25歳まで
三井住友カード デビュープラスは、26歳を迎えるとクラシックもしくはプライムゴールドに切り替えが必要ですが、切り替えの手間を含めてもデビュープラスは非常に優秀なクレカです。
こんな人におすすめ!
- 18〜25歳の人全員
- 初めてクレジットカードを作る
- どれが良いか迷った人
三井住友デビュープラスカードの基本情報
年会費:1,250円
家族カード:400円
ETCカード:500円
※年会費は全て年1回の利用で無料
入会条件:18~25歳まで
ブランド:VISA
還元率:1.0%〜
ポイント名:Vポイント
ポイント:200円ごと(月間利用金額)
付帯保険:ショッピング保険
キャンペーン:最大12,000円プレゼント
もっと三井住友カード デビュープラスの詳細が知りたい!という人は、三井住友デビュープラスカードに申込むメリットと注意点4つの記事を参考にしてください!
2位|三井住友カード アミティエ
三井住友カード アミティエは年齢制限がありません。だれでも申し込めて、前述したデビュープラスと同じく、コンビニやマクドナルドの支払いがお得になるのが特徴です。
ちなみに、クレジットカードの初めての申し込みは年齢が上がるほど審査に不利なので、これを機会に今すぐの申し込みをおすすめします!
メリット
- 三井住友カード デビュープラスと同じ
評判と口コミで分かる注意点
- 還元率は0.5%〜
三井住友カード デビュープラスは場所関係なく、どこで使っても還元率1.0%〜ですが、三井住友カード アミティエはコンビニやマクドナルド以外で使うと還元率0.5%〜です。
そのため、次に紹介するJCB CARD Wと併用して使うのがおすすめです。そうすれば、常にお得に支払いすることができるので、ぜひ実践してみてくださいね。
こんな人におすすめ!
- 26歳以上で、クレカを持っていない人
三井住友VISAアミティエカードの基本情報
年会費:1,250円
※割引もしくは無料にできる
家族カード:400円
ETCカード:500円
※年1回の決済で無料
入会条件:18歳以上
ブランド:VISA
還元率:0.5%〜
ポイント:200円ごと(月間利用金額)
付帯保険:旅行保険、ショッピング保険
キャンペーン:最大12,000円プレゼント
もっと三井住友カード デビュープラスの内容を知りたい!という人は、三井住友アミティエカードに申込むメリットとつの注意点の記事で詳細をごらんください!
3位|JCB CARD W
JCB CARD Wは、国内のカード会社であるJCBが提供するクレジットカード。特徴は、なんといってもお得になるお店がたくさんあるところ!
前述しましたが例、薬局のウェルシアなら還元率2.0%〜、セブンイレブンなら還元率3.0%〜、Amazonなら4.0%〜、スタバなら10%〜です。他にもJCB ORIGINAL SERIESパートナーに加入しているたくさんの店舗がお得になりますよ。
メリット
- 年会費無料
- 還元率は1.0%〜と優秀
- 特約店がたくさんある
評判と口コミで分かる注意点
- 海外だと使い勝手は悪い
- 申し込みは18〜39歳迄
JCB CARD Wは国内のカード会社ということもあり、2枚目におすすめできます。
こんな人におすすめ!
- 既にVISAを持っている人
- 国内で、お得に決済したい人
JCB CARD Wの基本情報
年会費:無料
家族カード:無料
ETCカード:無料
入会条件:18歳〜39歳迄
ブランド:JCB
還元率:1.0%〜
ポイント:1,000円ごと(月間利用金額)
付帯保険:旅行保険、ショッピング保険
キャンペーン:いまなら20%還元!
もっとJCB CARD Wの詳細を知りたい!という人は、JCB CARD Wの評判やデメリットなど申込前に知るべき全知識の記事をごらんください!
4位|オリコカード
オリコカードは、信販会社のオリコとMasterCardが提携して提供するクレジットカード。これがあれば、会員制スーパーのコストコでも使えますし、ヨーロッパに行く時にも活躍します。
またオリコカードは、電子マネーのICOCAやSuicaにチャージしてもポイントが貯まる数少ないクレジットカードなので電車やバスの移動が多いなら申し込んで損はありません!
メリット
- 年会費無料
- 還元率は1.0%〜と優秀
- SuicaやICOCAのチャージも還元対象
評判と口コミで分かる注意点
- 旅行保険がない
- ショッピング保険がない
こんな人におすすめ!
- コストコで買い物する人
- ヨーロッパに行く機会がある人
- 交通系電子マネーを使っている人
オリコカードの基本情報
年会費:無料
家族カード:無料
ETCカード:無料
入会条件:18歳〜39歳迄
ブランド:JCB
還元率:1.0%〜
ポイント:1,000円ごと(月間利用金額)
付帯保険:旅行保険、ショッピング保険
キャンペーン:入会半年はポイント2倍!
もっとオリコカードの詳細をチェックしたい!という人は、オリコカードの特徴や評判など申込前に知るべき全知識の記事をごらんください!
5位|アメックスグリーン
アメックスグリーン(名称:アメリカン・エキスプレス・カード)は、なんといってデザインが人気で、ステータスを意識した人から根強い人気を持つのが特徴です。
ただ、発行には安定した収入が求められます。使い勝手としてはVISAやMasterCard、JCBに劣るので、まずは前述したクレジットカードか、136種類のゴールドカードを比較して分かるおすすめランキングの記事からゴールドを選ぶことを検討してみてください。
メリット
- 還元率は1.0%〜と優秀
- 空港のラウンジが使える
- 付帯サービスの内容が手厚い
評判と口コミで分かる注意点
- 年会費が高い
- ポイントは1会計毎に付与
全てのアメックスは、ポイントを1会計毎に付与、つまり支払いするたびに1〜99円の端数が切り捨てられるため、他のクレジットカードよりポイントが貯まりにくい仕組みです。
こんな人におすすめ!
- アメックスが気になる人
- デザイン重視でクレカを選びたい人
アメックスの基本情報
年会費:12,000円
家族カード:6,000円
ETCカード:無料
入会条件:20歳以上で安定した収入
ブランド:AMEX
還元率:1.0%〜
ポイント:100円ごと(1会計)
付帯保険:旅行保険、ショッピング保険
6位|ダイナースクラブカード
ダイナースクラブカードは、アメリカのカード会社が提供するクレジットカード。特徴は、エグゼクティブ ダイニングといって、指定のレストランでコース料金を2人で注文すると1名分、6人以上なら2名分が無料になるところです。
ただ、年会費についてはAMEX以上なので、基本的には1〜4位をおすすめします。
メリット
- 空港のラウンジが使える
- 付帯サービスの内容が手厚い
- 食事の優待サービスがある
評判と口コミで分かる注意点
- 年会費が高い
- 還元率が0.4%〜と低い
- ポイントは1会計毎に付与
こんな人におすすめ!
- ダイナースクラブが気になる人
- 食事の優待サービスが気になる人
ダイナースクラブカードの基本情報
年会費:22,000円
家族カード:5,000円
ETCカード:無料
入会条件:27歳以上
ブランド:AMEX
還元率:0.4%〜
ポイント:100円ごと(1会計)
付帯保険:旅行保険、ショッピング保険
3.クレジットカードのブランドとは
次は、そもそもクレジットカードのブランドとは何かを解説していきますね。
クレジットカードのブランドとは、クレジットカードを申し込むときに必ず一つ選ばなくてはいけない、国際ブランドのこと。
国際ブランドはVISA・MasterCard・JCB・American Express・Diners Clubが有名で、これらは世界5大ブランドと呼ばれています。他にも、中国が提供する銀聯カードやアメリカの企業が提供するDiscoverがあり、以上7つが国際ブランドの全てです。
もう少し詳しく補足しておくと、クレジットカードのブランドは「国際ブランド」と「カードブランド」に分かれていて、カードブランドというのは、赤枠のブランドのことを指します。
カードブランドというのは、クレジットカードの発行元になるブランドのことで、当初は、NICOSだったり、DCやMUFGといった表記しかなかったんです。
しかし、国内でしか使えないクレジットカードは不便という声が増え、VISAやJCB、MasterCardなど国際ブランドの提携することで海外でも使えるようになったという仕組みです。
それでは、ブランド別にメリット・デメリットを見ていきましょう。
VISA
Visaは、加盟店・知名度のいずれも世界No.1といえる国際ブランドです。VISAは、米国企業ということもあり、アメリカでの加盟店が特に多いのが特徴です。また、意外と知られてませんが、VISA自体はクレジットカードを提供していません。ライセンス(許可)を提供しています。
メリット
- 全世界5000万店舗以上
- アメリカの加盟店が多い
- 信頼性が高い
- セキュリティも高いと評判
デメリット
- VISA自体はクレジットカードを発行していない
強いてゆうならば、ライセンスを提供しているだけなので、プロパーカードといって直接カード会社が発行しているクレジットカードがないところ。
つまり、VISAは企業と提携しているカードしかないので、ごく一部ではステータスがないという声が未だにありますが、実際、個人差が大きいので全く気にする必要はないとも言えます。
MasterCard
MasterCardは、Visaの次に加盟店数が多くて有名な国際ブランド。特徴は、ヨーロッパの加盟店が多いところ。Mastercardについても、ライセンスの提供だけなのでプロパーカードはありません。
メリット
- ヨーロッパの加盟店が多い
デメリット
- プロパーカードがない
JCB
JCBは、日本企業です。そのため、日本企業と多く提携していて、前述したように、国内の店舗で使うとポイントが○倍とUPする場所が多いのが特徴です。また、台湾・韓国・グアム・ハワイといった日本人旅行者が多い観光地での日本人サポートが手厚いのも魅力です。
メリット
- 国内の加盟店数が多い
- プロパーカードがある
- 日本の特約店が多い
- 海外で日本人サポートが手厚い
JCBブランドは、日本だけに目を当てれば、とにかく使い勝手の良いブランドです。
デメリット
- 海外では使い勝手が悪い
JCBブランドは、海外加盟店がとても少なく、その割合は5%以下となっています。なので、仕事や旅行で海外に行く人は、VISAを持っておくと安心です。
American Express
American Express(通称アメックス)は、ステータスを重視した人に人気の国際ブランド。アメックスの特徴は、高級レストランや一流ホテル、空港ラウンジで優待サービスを受けられるところ。
別名、T&Eカードとも呼ばれていて、旅行先で使える優待サービスが充実しています。
メリット
- とにかくデザインがカッコ良い!
- 優待サービスが充実している
- プロパーカードがある
アメックスはJCBと提携したことで、JCBが使える場所ではアメックスも利用できます。つまり、国内であれば、使い勝手に困らないということですね。
デメリット
- 年会費は全体的に高め
- 海外では使い勝手がそこまで良くない
アメックスは、海外の空港やホテル、ショッピングセンターでは使い勝手に困る事は無いですが、それ以外の場所となると使えない場所も多いです。
とくにヨーロッパでは使えない場所が多いので、VISAやMasterCardを準備しておきましょう。
Diners Club
Diners Club(ダイナースクラブ)は、世界で初めて提供されたクレジットカードです。もともとクレジットカードは富裕層しか使えないものだったこともあり、今でもステータスを重視した人に人気です。
Diners Clubはレストランの優待サービスがあったり、利用限度額が比較的高く設定されるのが特徴です。また、アメックス同様に、T&Eカードと呼ばれています。
メリット
- ステータスを重視した人に人気
- アメックス同様、優待サービスが充実している
- プロパーカードがある
デメリット
- 年会費は全体的に高い
- 海外の使い勝手が良くない
ダイナースクラブは、ハワイ・グアムといった観光地では困ることはないですが、それ以外の場所では使えない場所もそれなりに多く、一枚だけでは不安が残ります。
なので、メインカードとして使うなら必ずVISAかMasterCardを持っておきましょう。
銀聯カード
銀聯(ぎんれん)カードは、中国人民銀行の主導によって提供される国際ブランド。訪日中国人が増えたこともあり、国内の店舗では銀聯カードが使えるところも増えました。
英語圏では、UnionPay (ユニオンペイ)と呼ばれていて、いま急成長の国際ブランドです。
メリット
- 中国での使い勝手が良い
デメリット
- これといったメリットがない
銀聯カードは加盟店も着実に増えている期待の国際ブランドですが、銀聯カードでクレジットカードを発行するメリットはこれといって見つかりませんでした。
Discover
Discover(ディスカバー)は、アメリカの企業が提供する国際ブランドで、現状、国内ではDiscoverブランドのクレジットカードを発行することができません。特徴としては、中央アメリカ・北アメリカ・東南アジアに加盟店が多いところ。
メリット
- 中央アメリカ・北アメリカ・東南アジアに加盟店が多い
デメリット
- これといったメリットがない
日本国内で発行できないように、現状、Discoverを選ぶメリットがありません。
4.クレジットカードの種類
クレジットカードの種類は、大きく5種類に分けられます。
- 一般カード
- ゴールドカード
- プラチナカード
- ブラックカード
- パラジウムカード
それぞれ、分かりやすく特徴を解説します。
一般カード
一般カードは、初めてクレジットカードを申し込む人や、「決済手段に年会費なんて払いたくない!」という人におすすめです。年会費無料のものが多く、なかには有料のものもありますが、年会費が発生しても1,000~2,000円と良心的です。
人気な一般カード
- 三井住友カード、JCB CARD W、dカード、楽天カード、オリコカード、リクルートカード、au Payカード
ゴールドカード
ゴールドカードは、決済手段としてだけではなく、旅行保険やショッピング保険といった付帯サービスを充実させたい人におすすめです。年会費は5,000円〜1万円が平均。
一般カードにも付帯サービスがついているものはありますが、一般カードだと補償額は最高2〜3,000万円ですが、ゴールドカードだと1億円が多いです。
人気なゴールドカード
- dカード GOLD、楽天プレミアムカード、楽天プレミアムカード、Amazonマスターカードゴールド、三井住友カードゴールド、イオンゴールドカード
プラチナカード
プラチナカードは、ゴールドカードよりもステータスを重視したい人におすすめです。年会費は数万円と跳ね上がりますが、プリペイドカードしか味わえない魅力があります。
その代表格がコンシェルジュサービス。24時間365日対応してくれる専用デスクに繋がり、航空券の手配やレストラン・ホテルの予約、舞台やコンサートのチケットまで手配してくれます。
また、種類にもよりますが、プライオリティ・パスといって、ワンランク上の空港ラウンジを無料で使えるカードを発行できるプリペイドカードも多いです。
人気なプラチナカード
- MUFGカード・プラチナ・アメリカンエキスプレス、JCBプラチナ、エポスプラチナカード、アメリカンエキスプレスプラチナカード、オリコカード ザ プラチナ 、三井住友VISA プラチナカード、セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード
ブラックカード
ブラックカードは、招待制なので、自分から申し込むことはできません。インビテーションといわれ、カード会社から電話や手紙がきて、申し込むことが可能です。
くわしい条件や特典については開示されていませんが、年会費は3万円〜35万円が相場です。アメックスセンチュリオンというクレジットカードがここに当たります。
人気なブラックカード
- 楽天ブラック、 JCBザ・クラス、スルガVISAインフィニット、ダイナースクラブ プレミアム、アメックスセンチュリオン
パラジウムカード
パラジウムカードについては、初めて名前を聞いたという人も多いかもしれません。有名どころでいうと、JPモルガン パラジウムカード。申し込みは招待制で、個人資産が30億以上かつ、JPモルガンと特約を交わした人のみが契約できるようになっています。
5.クレジットカード会社の種類について
ここからは、さらにクレジットカード知識を深めたい!という人のために、カード会社の種類についても解説していきます。
カード会社の種類は、大きく分けて5種類です。
- 銀行系
- 流通系
- 信販系
- 交通系
- 消費者金融系
ぞれぞれ、見ていきましょう!
銀行系
銀行系とは、その名前から分かるとおり、銀行が国際ブランドと提携して発行しているクレジットカードのこと。交通系や流通系よりも還元率が低い傾向がありますが、銀行が提供していることもあり、信頼性が高く、セキュリティの面で安心して使えるのが特徴です。
特徴
- 信頼性が高い
- セキュリティ面で安心して使える
デメリット
- 還元率が0.5%〜と低い
銀行系のクレジットカード一覧
- 三井住友カード、横浜バンクカードVISA、みずほマイレージクラブカード、MUFGカード
流通系
流通系とは、百貨店やスーパーなどを運営する会社が提供するクレジットカードのこと。流通系のクレジットカードがあれば、セールはもちろん、通常日でも割引価格で購入できたり、ポイントが多く貯まるのが特徴です。また、年齢関係なく、日常的に使う場所ということもあり、審査も通過しやすいものが多いと評判です。
特徴
- スーパーや百貨店がお得になる
- 審査が通過しやすいものが多い
デメリット
- ステータスはほとんどない
流通系のクレジットカード一覧
- イオンカード、セブンカードプラス、エポスカード、ビックカメラsuicaカード、楽天カード
信販系
信販系とは、信用販売をしている会社が提供するクレジットカードのこと。特徴は、流通系と似ていて、ポイントが貯まりやすいところ。特約店が多く、使う場所を工夫するとポイントがたくさん貯まります。審査についても通過しやすいものが多いですが、流通系ほどではありません。
特徴
- ポイントが貯まりやすい
- キャンペーンが充実している
デメリット
- 審査は独自の基準がある場合あり
信販系のクレジットカード一覧
- リーダーズカード、REXカード、オリコカード、ライフカード
交通系
交通系とは、航空会社や鉄道会社が提供するクレジットカードで、別名、航空系・鉄道系とも呼ばれたりします。航空系は決済するとポイントではなくマイルが貯まり、交通系は交通系電子マネー(Suica)の機能がついているのが特徴です。
特徴
- 決済でマイルが貯まる
- 電子マネー機能が付いている
デメリット
- 還元率が0.5%〜と低いものが多い
交通系のクレジットカード一覧
- JRE CARD、イオンSuicaカード、ANAカード、JALカード、ビックカメラSuicaカード
消費者金融系
消費者金融系とは、名前で分かる通り、消費者金融が提供するクレジットカード。とくにコレ!といった特徴はないですが、強いてゆえば即日発行できるところが特徴です。専用のATMに行けば、即日でクレジットカードを発行することが可能です。
特徴
- 即日で発行できる
デメリット
- 還元率が0.5%〜と低い
- 悪い印象を持つ人も多い
補足|クレジットカードに関するよくある質問
さいごに、気になるギモンを、Q&A方式でいくつかまとめておきます。
Q1.ブランドは後から変更できる?
いいえ、変更できないものがほとんどです。もし、どうしてもブランドを変更したい場合は、一度クレジットカードを解約して、再入会する必要があります。
Q2.デュアル発行ってなに?
デュアル発行とは、同じクレジットカードでVISA、もう一枚はMasterCardという感じで2つのブランドを持てるサービスのこと。カード番号がそれぞれ分かれるので管理もしやすいメリットがあります。
今回1位で紹介した三井住友カードは、申し込み時にVISAカードとマスターカードを選べば、2枚発行することができるので、気になる方は検討してみてくださいね。
まとめ
今回は、クレジットカードのブランドについて疑問が残らないよう、まるっと解説しました!
クレジットカードのブランドは深く考える必要はありません。VISAさえ、持っておけば、使い勝手で困ることないでしょう。あとは、少しでも還元率の高いクレカを選んでくださいね!