“キャッシュレス”ってよく聞くけどあまり分かっていない・・とお悩み中ですね?
本記事では、キャッシュレス決済って何?という人のために、分かりやすく解説します。
この記事を読めば、なぜキャッシュレス決済を使うべきか、そしてどのキャッシュレス決済を選ぶべきかはっきりと分かります!
ぜひ、参考にしてください。
1.キャッシュレス決済とは
キャッシュレス決済とは、現金(紙幣・硬貨)を使わずに支払いをする決済手段のこと。
つまり現金以外で支払いをする方法で、クレジットカードを使った買い物、ICカードをかざして電車やバスに乗る行為もキャッシュレス決済と呼びます。
そんなキャッシュレス決済の特徴は、現金払いよりお得に支払えるところ。
こちらはクレジットカードを使った場合ですが、現金払いと違って決済金額に応じたポイントが貯まるようになっています。
それに対して現金は還元0。つまり“キャッシュレス決済は最もお得”というわけです。
キャッシュレス決済は3種類ある
キャッシュレス決済の種類は3種類に分かれていて、思っているよりシンプルです。
それぞれ、順番に見ていきましょう。
前払い(プリペイド)
前払いは、事前にお金をチャージして支払うキャッシュレス決済。チャージした金額分しか決済できないので、お金を使い過ぎないのがメリットです。
※LINE Payでチャージする際の流れ
いま話題のPayPayやLINE Pay、そして地下鉄やJRに乗るときに使われるSuicaやICOCA、ショッピングモールのイオンが発行しているWAONなどがこれに当てはまります。
即時払い(リアルタイムペイ)
即時払いは、決済したら銀行口座の残高からすぐにお金が引き落としされるキャッシュレス決済です。デビットカードがこれに当たります。
16歳以上から発行することが可能で、クレジットカードを発行できる18歳までの間に利用している人が多いです。
後払い(ポストペイ)
後払いは、決済した金額を翌月もしくは翌々月の指定日にまとめて支払うキャッシュレス決済です。クレジットカードがこれに当たります。
他のキャッシュレス決済よりも還元サービスが充実しているのがメリットで、使う場所によってポイント○倍といったふうにお得になります。
ただ、18歳以上で審査に通過した人のみ発行できるのでハードルが少し上がります。
2.キャッシュレス決済に切り替えるメリット4つ
ここからは、キャッシュレス決済に切り替えるメリットについて紹介します。
- 現金払いよりお得
- お金を触る必要がない
- お会計がスマートになる
- お金の管理が楽になる
一つずつ、お伝えしていきますね。
メリット1.現金払いよりお得
先述しましたが、キャッシュレス決済は還元があるので現金よりもお得に決済ができます。
還元サービスはものによって違いますが、“決済金額×0.5%〜1.0%=還元”が基本です。
※三井住友デビュープラスカードの場合
たとえば、還元率1.0%のクレジットカードで2,000円の決済をすると20円分のポイントが貯まります。
これは現金払いにはない還元なので、大きなメリットと言えるでしょう。
メリット2.お金を触る必要がない
キャッシュレス決済は、たくさんの人が触ったお金に触れる必要がありません。
最近ではコロナウイルスが流行ってしまったこともあり、「できるだけ現金に触りたくない…」という人も増えましたよね。
下記は、携帯にクレジットカード情報を取り込んで支払うQUICPayという決済方法です。
ご覧のように、かざすだけで決済が完了するるので店員にカードを渡す必要すらありません。
メリット3.お会計がスマートになる
キャッシュレス決済は、お会計の際に小銭やお札を出し入れする必要がありません。
先ほどお伝えしたQUICPayを使えば携帯がお財布の変わりになるので、お財布を持ち歩く必要すらなくなります。
使い方は、非常にかんたんなので後ほど解説いたしますね。
メリット4.お金の管理が楽になる
キャッシュレス決済なら決済履歴をデータで管理できるので毎月の支出管理がかんたんです。
家計簿アプリzaimと組み合わせれば決済するだけで収支がすぐに分かります。
また、そこまで細かく管理していなくても履歴から把握しやすくなるのがメリットです。
3.知っておきたい注意点2つ
キャッシュレス決済は、お得で支払いができるので便利ですが、利用する前に何か欠点はないんだろうかというのも気になりますよね。
正直デメリットというのはないのですが、強いてゆえば2つあります。
- お財布のひもがゆるみやすい
- セキュリティもゆるい…?
注意点といっしょに対策方法も見ていきましょう。
注意点1.お財布のひもがゆるみやすい
PayPay便利すぎて使い過ぎちゃうな〜タクシー代だけでもいつの間にかえぐい額いってた(笑)
— きょおたんまん (@fulkyua07) November 30, 2019
あーーー!
今月は使い過ぎた…
先月からPayPay本格導入してキャッシュレスにしたんだが…
最後に無理矢理10万越すために今買わんで良いもん買った(笑) pic.twitter.com/EYFGCHoifb— 赤いiR (@p993gt2) April 30, 2020
キャッシュレス決済は支払いが便利になる一方で、必要のないものをたくさん買ってしまうという口コミが多く見つかりました。
やはり支払いが便利になると、ついついムダ遣いしてしまいますよね。
対策方法として、利用明細を確認できる場所を小まめにチェックするのがおすすめです。
注意点2.セキュリティもゆるい…?
私の周りは現金派が多くて、キャッシュレスはアプリの登録や、レジでスマホで画面出すのが面倒なのとセキュリティ面の心配があってやってないらしくて、なかなか広まらんのお
— おこめ🍚 (@kojikarby) November 1, 2019
キャッシュレス決済に抵抗がある人は、不正請求に合わないか心配…という人もいますよね。
でも、以下に注意することで不正被害は限りなく0にすることが可能です。
- 暗証番号は絶対に教えない
- 怪しいサイトでネット決済しない
- 決済アプリ自体のロック機能も使う
- 利用明細は月1回必ず目を通す
- 身に覚えのない請求はすぐに通報する
今からは国がキャッシュレス支援事業を行っていることもあり現金離れがさらに進みます。
なので、セキュリティ対策をしっかり行って、少しでも早くキャッシュレスに慣れましょう。
4.一番お得になるキャッシュレス決済の選び方
キャッシュレス決済のメリット・気をつけるべき点を見てきました。
それでは実際に、どのキャッシュレス決済を選べば最も快適に決済できるのでしょうか。
お得なクレジットカードを選ぼう!
キャッシュレス決済は現在500社以上の会社がサービスを提供しています。でも、クレジットカードを前提として選べば失敗することはないんです。
なぜそう言えるかは、次の3つの理由があるからです。
理由1.補償サービスが充実しているから
クレジットカードは年会費無料でもショッピング保険や海外旅行保険がついていますが、スマホ決済やデビットカードに補償はありません。
理由2.スマホ決済は改悪傾向にあるから
スマホ決済とは、PayPay・LINE Pay・楽天ペイ・au PAY・d払い・メルペイ・ファミペイ等のこと。これらのサービスは利用者の囲い込みがある程度終わり、現在の還元率は低いです。
ご覧のように、スマホ決済の還元率は0.5%〜、全てではないですがクレジットカードやデビットカードなら1.0%〜で安定しています。
唯一、LINE Payだけ還元率1.0%〜と高いのですが還元のハードルが高いんです。
というものの、専用のクレジットカードを作らなければ還元率は0%、仮に作っても一般的なクレジットカードのように使う場所に応じて還元率がUPしないんです。
そのため、スマホ決済はおすすめできないと言えます。
理由3.デビットカードは還元率がUPしないから
デビットカードはスマホ決済と同様に、使う場所に応じて還元率がUPしないんです。
参考までに、年会費無料で人気なJCB CARD Wというクレジットカードを紹介します。
これらはカード会社が提携しているお店のごく一部ですが、使う場所に応じてポイントが2〜10倍といった感じにUPするようになっています。
JCB CARD Wの還元率は1.0%〜なので、仮にスタバで使えば10%還元と非常にお得です。
このように使う場所で還元率がUPするのはクレジットカードだけなので、他のキャッシュレス決済はおすすめできません。
結論:クレジットカードが最もおすすめ!
おすすめのクレジットカードは「高還元率でお得なクレジットカードはこれだ!おすすめはこの10枚」の記事でまとめています。
もし18歳未満でクレカが作れない…という場合は、以下の決済がおすすめです。
・16〜17歳…楽天銀行デビットカード
・16歳未満…kyash
それぞれのリンクを開けば詳細ページに移動するので参考にしてください。
補足.キャッシュレス決済についてよくある3つの質問
Q1.電子マネーってなに?
電子マネーとは、プラスチック型のカードもしくは携帯にチャージして支払うキャッシュレス決済のこと。
具体的にサービス名を挙げると、SuicaやICOCA、Edy、iD、WAON、nanacoなどがあります。
ちなみに、ネット上ではSuicaやICOCAといった交通会社が提供しているものを交通系電子マネー、それ以外を商業系電子マネーと呼んでいます。
交通系電子マネーがおすすめ!
それぞれ特徴のある電子マネーですが、普段から公共交通機関(電車やバス)を利用するなら交通系電子マネーも持ち合わせると便利です。
その中でもおすすめしたいのはSuica!
Suicaなら全国の公共交通機関の大半で使えますし、クレジットカードを使ってチャージすれば還元を受けることができます。
こんな感じで、JR東日本が提供しているクレカなら1.5%という驚異的な還元を受けることができます。
くわしくは、「Suicaチャージはクレジットカードを使おう!おすすめ3枚を紹介」の記事をごらんください。
Q2.スマホ決済ってなに?
改めてスマホ決済とは、携帯(スマホ)にインストールできる専用アプリのみで決済するキャッシュレス決済の一つです。
先述しましたが、PayPayやLINE Payがこれに当たります。
スマホ決済はアプリを開くとQRコードが表示されるので、あとはその画面を店員に見せるだけ。
店舗によってはQRコードを読み込む場合もあるので、以下も参考にしてください。
スマホ決済なら、どれがおすすめ?
スマホ決済の中であえて選ぶなら、PayPayがもっともオススメです。
なぜなら、使える場所が最も多く、他のスマホ決済と比べてお得なキャンペーンが多いからです。
ですが、他のスマホ決済もそれぞれ魅力があるので、以下記事を参考にしてください。
- LINE Pay(ラインペイ)とは!?使い方やキャンペーンまでを徹底解説
- 楽天ペイとは?使い方やキャンペーン、メリットなどを徹底解説
- メルペイとは!?特徴や使い方、キャンペーンなどを徹底解説します
- FamiPay(ファミペイ )とは!?使い方・キャンペーンなどを徹底解説
- d払いとは!?特徴・使い方・メリット・デメリットを徹底解説します
Q3.ICカードってなに?
ICカードとは、Q1で解説した交通系電子マネーの別の名称です。SuicaやICOCAといった交通系電子マネーのことを交通系ICカードと呼ぶことがあります。
Q4.クレジットカードとデビットカードの違いは?
クレジットカードは翌月か翌々月にまとめて引き落とし、デビットカードは即日引き落としが大きな違いです。
それ以外にも、次のような違いがあります。
- デビットは補償サービスがない
- デビットよりクレジットの方が還元率が高い
- デビットは使う場所に応じて還元率が上がらない
Q5.QUICPayの使い方について
QUICPayの使い方はかんたんで、まずは初期設定が必要です。
初期設定の方法は、QUICPay公式ページ(iPhone・Android)を参考にしてください。
設定が終わったら、以下のマークがある店舗で支払いの際に「クイックペイで」と伝えるだけ。
店員にお願いしますと言われたら、スマホを専用機械にかざすだけで決済は完了です。
Q6.Apple Pay・Google Payってなに?
Apple Payはアップル社が提供する非接触型決済サービスで、Google Payはその名前のとおりGoogleが提供する非接触型決済サービスのこと。
これだけ聞いても、スマホ決済や電子マネー・QUICPayと何が違うのか分からないですよね。
かんたんに言うと、Apple PayやGoogle Payはスマホの中にクレカや電子マネーの情報を取り込めるサービスです。
では、取り込んでどんなメリットがあるかというと、
- QUICPayが使える場所で決済ができる
- AppやSafariの決済ができる(アップル製品)
といったメリットがあります。
Google Payは普段からGoogleユーザーなら誰でも使えそうですが実質はアップル製品以外を使っている人向けです。
なので、Apple Payはアップルユーザー、Google PayはAndroidユーザーという解釈で良いと思います。
まとめ
キャッシュレス決済とはなにかを、メリット・注意点から解説しました。
一言でキャッシュレス決済といってもたくさんのサービスがありますが、その中でも最もお得なのはクレジットカードです。
お得なキャンペーン情報に騙されず、まずはお得なクレジットカードを探すことから始めてみてください。